猫のワクチンについて知っておきたいこと
猫のワクチンには、混合ワクチンと猫エイズや猫白血病の単体ワクチンがあります。どちらも任意で接種するものです。それぞれの特徴や接種スケジュールについて詳しく見ていきましょう。
混合ワクチン
混合ワクチンは猫が感染しやすい複数の病気を一度に予防することができます。これには、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症、猫クラミジア感染症、猫白血病ウイルス感染症が含まれます。混合ワクチンには3種から5種のタイプがあり、一般的に室内飼いの猫には3種、外出する猫には4種や5種の接種が推奨されます。
混合ワクチンの場合は、初回を生後2ヶ月、2回目を生後3ヶ月の時期に行い、その後は1年ごとに追加接種が必要です。
単体ワクチン
単体ワクチンには猫エイズワクチン(猫免疫不全ウイルス病ワクチン)と猫白血病ワクチンがあります。このうち猫白血病ワクチンは5種混合ワクチンにも含まれるので、予防したい場合は5種混合ワクチンを選ぶのが良いでしょう。
猫エイズや猫白血病は特に注意が必要な病気で、感染リスクがある場合は、これらのワクチン接種も考慮しましょう。例えば外出する場合、野良猫との接触機会がある場合、同居猫の中に猫エイズや猫白血病の感染猫がいる場合など。このような環境下では、予防対策として混合ワクチンに加え、単体ワクチンの接種が推奨されます。
猫エイズワクチンであれば2〜3週おきに3回の接種が必要です。
ワクチンで予防可能な感染症についての詳細は、今後別の記事で解説していこうと思います。愛猫の飼育環境に応じて適切なワクチンを選びましょう。そして適切な時期にワクチンを接種することで、愛猫の健康な生活をサポートしてあげましょう。
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