こんにちは、獣医師まるです!
私が中学生くらいの頃、公園を愛犬と散歩している時に茂みの中に子猫を数匹見つけました。
しかもトコトコとついてくる…。
その子猫たちは次の日には保護し、猫の里親探しの取り組みをされている方々のもとへ行きました。
今思えば、「あの子たちの親はどこにいたんだろう」と心配が残ります。
このように道端で小さな子猫を見つけたら、「このままにしておいて大丈夫?」と不安になりますよね。
すぐに保護したくなる気持ちはわかりますが、まずは冷静に状況を確認しましょう。
母猫が近くにいるかもしれませんし、子猫の状態によって適切な対応が変わります。
今回は子猫を見つけたときに確認すべきこと、保護後の対応や注意点をわかりやすく解説します。
1. 子猫を見つけたらまず確認!
子猫の健康状態をチェック
まずは子猫の様子をよく見て、以下のポイントを確認します。
・ぐったりしている → 体力が落ちており、危険な状態
・体が冷たい → 低体温、これも危険な状態
・目ヤニや鼻水がひどい、くしゃみをする → 風邪や感染症の疑い
・お腹がパンパンに張っている → 排便ができていない、消化不良や寄生虫の可能性
・呼吸が荒い、口を開けてハァハァしている → 呼吸器の異常や熱中症の危険
・下痢をしている → 感染症や寄生虫の可能性
・怪我をしている → 体力低下や傷口から感染が起こる可能性あり
これらの症状がある場合は、すぐに動物病院へ。
母猫がいるか確認する
子猫がひとりでいるように見えても、母猫が近くにいる可能性があります。
・すぐに触らず、少し離れて様子を見る
・母猫が戻ってこないか確認する
・子猫が元気なら、しばらく見守るのもアリ
母猫が現れず、子猫が衰弱している場合は保護を考えましょう。
2. 保護した直後にやること
安全な場所へ移動
子猫を拾うときは、ゆっくり、静かに行動しましょう。
1. 箱やキャリーにタオルを敷く
2. 優しく持ち上げて入れる(驚かせないように)
3. 揺らさないように運ぶ
箱の壁をよじ登ってしまうので蓋がある箱を用意しましょう。空気は入るよう工夫してください。
まずは温度調節
子猫は体温調節が苦手です。
子猫の体温は人間より高いです。
触ってみて冷たく感じる場合 → 低体温かも
息が荒い → 熱中症かも
どちらの場合も命に関わるので、適切な温度管理をしてください。
🥶体が冷たい場合
・ タオルや毛布で包む
・ ペットボトルにお湯を入れ、タオルで巻いてそばに置く(低温やけどに注意)
・ 服の中に入れて、自分の体温で温める
・暖房を効かせる
🥵息が荒い場合
・冷房を効かせる
・水で濡らした冷たいタオルを体につける
※熱中症でない場合もあるので、わからない時は冷やさずすぐ病院に連れて行きましょう。
明らかに猛暑だった場合は熱中症も疑いましょう。
すぐに動物病院へ行くべき場合
保護した後、以下の状態ならできるだけ早く獣医に診てもらいましょう。
・ ぐったりしている、動かない
・ 体が冷たい(耳や肉球)
・ 下痢、嘔吐がある
・ ノミやダニが大量についている
・ 呼吸が苦しそう
・鼻水、咳、くしゃみがある
・うんちやおしっこが出ていない
3. 保護する際の法律や注意点
飼い猫や地域猫の可能性もある
子猫に首輪がついていたら飼い猫の可能性が高いです。
・ 近所で飼い主を探す
・ SNSや掲示板で迷子猫情報を確認
・ 地域猫活動をしている人に相談する
自治体への届け出が必要な場合も
猫を拾ったら、お住まいの地域や自治体によっては拾得物届けが必要なことがあります。
特に迷子の猫、地域猫、飼い猫の可能性がある場合、トラブルを防ぐために地域のルールを確認しましょう。
保健所や動物愛護センターに相談してみるのが良いでしょう。
責任も考えよう
「拾ったから自分のもの」ではなく、元の飼い主が現れる可能性もあります。
また、飼う場合はワクチン接種や避妊・去勢手術の責任も伴います。
よく考えてから保護してくださいね!
まとめ
子猫を見つけたら、すぐに保護せず、まず状況を確認しましょう。
母猫がいないかチェックし、保護後は落ち着かせて、安全な場所へ。
状態によっては、すぐに動物病院へ連れて行くことが大切です。
「この子を助けたい!」と思ったら、焦らず適切な対応をすることが、子猫の命を守るポイント
になります!
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