こんにちは、獣医師まるです。
今回は、初めて動物病院に行く予定の方へ向けた記事です。
初めて動物病院に行く際には、事前の準備が大切です。
スムーズな診察を受けるために、動物種ごとに必要なものを紹介します。
子犬・小型犬の場合
子犬や小型犬は、ハーネスとリードを付けて安全に連れて行きましょう。
ペット用キャリーを使用するのも安心です。

うちの子は小さいから、抱っこで連れて行こうかな?
抱っこだけでの来院はおすすめしません。
まだ病院に慣れていない子は、知らない場所と他の動物に対し警戒心が強くなっています。
すると突然走り出したり、飛び上がってしまい、怪我につながります。
小型犬であればたった30cmの高さから落ちただけでも骨折することも。
そんな思いもよらない事故を防ぐために、安全なキャリーに入れるか安全なハーネスをつけてあげましょう。
中〜大型犬の場合
中型犬や大型犬には、ハーネスとリードをしっかり付けて連れて行きましょう。
もし攻撃的だったり、噛み癖がある場合は、口輪をつけておくと安心です。
普段大人しい子であっても、注射や爪切りなどの処置が苦手で暴れてしまう可能性もあります。
力の強いワンちゃんの場合、しっかり制御できる力のある方が付き添ってあげましょう。
子猫の場合
子猫はペット用キャリーに入れて動物病院に連れて行きましょう。
もしキャリーが用意できない場合は、段ボールやカゴなどで代用することも可能です。
ペット用キャリーを他の容器で代用する場合
以下の条件は必須です。
・蓋がついている:脱走防止のため。
・空気の通る隙間がある:密閉容器は呼吸ができなくなるのでNG。
蓋付きで上から開けられるデザインであり、呼吸ができるようにしっかりと換気が確保されていることが重要です。
中にはペットシーツやタオル、新聞紙を敷いて、快適かつ清潔に保てるようにしましょう。
活発な子猫であれば簡単に箱の壁をよじ登ってくるので、脱走しないように注意してください。
成猫の場合
成猫には、上から蓋を開けられるタイプのペット用キャリーが最適です。
理由は、もしキャリーから出るのを嫌がっても、上から引っ張り出しやすいからです。
慣れているカゴやリュックなどで連れて行っても良いでしょう。
怖がりな猫ちゃんの場合、キャリーの上から布をかけて目隠しをしてあげると安心しやすくなります。
警戒心が強く攻撃的な猫ちゃんの場合は、洗濯ネットに入れてからキャリーに入れると、診察がスムーズに進みます。

洗濯ネットに入れるって可哀想じゃない?
これが意外と多くの猫ちゃんはネットに包まれていると落ち着くようです。
適度に身動きも取れて通気性も良いので心配ありません。
猫を洗濯ネットに入れるメリット
・包まれていることで落ち着く。
・パンチなどの攻撃を軽減できる。
・突然の脱走を防げる。
・ネット越しに様子が見れる。
・ワクチン接種程度であればネットに入ったままできることも。

うさぎの場合
うさぎさんには専用のキャリー、または上から蓋を開けられるタイプのペット用キャリーを用意しましょう。
キャリーの底にはタオルやペットシーツを敷くとおしっこをしても安心です。
タオルやシーツをかじりそうな場合は、その上にすのこや網を乗せると良いです。
難しい場合は牧草をたくさん敷いてあげましょう。
また、うさぎさんは空腹に弱いので、いつも食べているチモシーやペレットを必ず一緒に入れておきましょう。
ハムスターの場合
ハムスターには、プラスチック製の透明な飼育ケース、いわゆる「虫かご」がおすすめです。
このケースは、ハムスターをケースから出さなくても視診できるのがメリットです。
もちろん触診する場合はケースから出して行います。
ケースの中には、普段使っている床材を少し入れておくと安心してくれます。
移動中は布でケースを覆って目隠しにしてあげると、より落ち着いてくれるでしょう。
底にキッチンペーパーを敷いておけばおしっこをしても安心です。
脱走を防ぐために、必ず蓋付きのケースを選びましょう。
また、小動物用のキャリーも市販されており、お水のボトルをセットできるタイプのものもあります。
これがあれば安心!持ち物リスト
- 飲み水:待ち時間や移動時間に、いつでも水分補給ができるように用意しておきましょう。
- 水入れ:水があっても容器がなければ飲めません。
- おやつ:嫌がる処置の時に気をまぎらわせたり、診察後のご褒美として持っておきましょう。
- ティッシュ、ビニール袋:移動中にトイレをしてしまうかも。
- ペットシーツ:キャリーの中に敷いておくと、おしっこをしても安心です。ただし、シーツをかじってしまう子の場合、誤飲を防ぐための工夫をしてくださいね。
- 犬や猫のワクチン接種証明書:初めての診察であれば提出を求められることがあります。
- 犬の狂犬病予防接種証明書と鑑札:こちらも初めての診察であれば提出を求められることがあります。狂犬病予防接種がまだのワンちゃんは、接種後もらえます。
- ペット保険の保険証:もし加入している場合、忘れず持参しましょう。
動物病院によっては、ティッシュやビニール袋、ペットシーツなどが用意されていることもあります。
飲み水や容器を貸してくれる病院もありますが、念のため自分でも用意しておくと安心ですね。
このようにしっかりと準備をしておけば、初めての動物病院訪問もスムーズに行えます。
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